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Converted by Falcon Hive

2010/08/12

 ライター講座で知り合った知人の友人が歌手だという。Yoko Nagaiアルバム発売に伴う、ツアーの初日、吉祥寺に出向いた。


  普段ロックリスナーである自分の琴線に触れたのは彼女のMy SpaceにアップロードされているU2のカバー曲だった。日本語で歌われる「With Or Without You」。ボコーダボイスとシンセを使用したYoko Nagaiのフィルターを通して原曲を解釈したであろう事をひしひしと感じるアレンジだった。

http://www.myspace.com/yokonagaiuk

 吉祥寺中央口(北口)から右手へ。ヨドバシカメラへ方面向かってこのビルを右に曲がると、すぐ左手に黄色の鉄筋ビル、今夜のVenue「Star Pine’s Café」がある。吹き抜けを取り入れたとても広々とした地下2F空間。少し自分は場違いなのか?と思ってしまった。ぐっと大人っぽい雰囲気の落ち着いた店内だ。でも間違いなく今日の“主役”をお勧めしてくれた張本人・コマちゃんが出迎えてくれた。「今夜は物販もするんだよー」

 今夜のトップバッター。少し遠目のメザニン席から鑑賞する。ドレスに身を包んだYoko Nagaiが登場。シンプルにグランドピアノ一台のみの弾き語り形式のステージだ。コマちゃん曰く「めっちゃ緊張してるみたい」とのこと。いつもよりかなり硬かった印象だったらしい。自分目線ではそう見えなかったけどなぁ。柔らかい歌声でメッセージを発する姿が印象的だった。「私が浮いてるんです」とは本人の弁。(彼女以外のアクトはとても癖のある連中が多かった。特に二番手の蜂鳥姉妹はゴシック風貌にオペラを取り入れた歌唱法方法。戦争賛美やネオナチを連想させるステージ。“姉妹”なのに男だったし・・・)



Girl

Get Real

Honey

After Love Is Gone

 2007から2009にかけ約二年の歳月をかけ、渡英後のネットワークを通じて制作された1stアルバム「girl」。一聴、ストレートな印象だ。ラウンジ、ジャズ、ソウル、打込エレクトロニカ、R&B、クラシック。ひとくくりジャンルを表すことは難しい。でももちろんロックではない。ポップミュージックの枠組みに入、時にリズムセクションが生音でなく冷たくもあり、時に力強い歌詞が静かな熱をもったメッセージとしてリスナーの耳に自然に溶け込んでくる。
ピアノ弾き語りの形態のライブでだったが、ぜひとも今後バンドを取りこんだアルバムの世界観を再現するライブを鑑賞したいと思いました。
 「イギリスにいた時、ライブで披露してとても反応がよかった曲があります」というMCとともに披露されたこの曲は何と言う曲名だったかな・・・?

http://www.youtube.com/watch?v=o_PJ0cF6hQc

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